【きさらぎ賞】競馬界のスーパースターへ“SHOTIME”スケール大きい3歳馬が3戦連続同舞台で重賞初挑戦Vだ

初タイトルを狙うショウヘイ
初タイトルを狙うショウヘイ

◆第65回きさらぎ賞・G3(2月9日、京都競馬場・芝1800メートル)

 クラシックを目指す素質馬がエントリーした第65回きさらぎ賞・G3(同、京都)で、ショウヘイが重賞で“初打席”に立つ。

 競馬界のスーパースターへ“SHOTIME”だ―。ショウヘイは、22年のノーザンファームミックスセールで4000万円と決して高馬ではないが、伯母が15年の2冠牝馬ミッキークイーン、いとこにブレイディヴェーグなどがいる良血だ。新馬戦こそリバティアイランドの妹マディソンガールに敗れ2着だったが、後続には5馬身差。2戦目は近年の友道厩舎の2歳にしては珍しく中1週で臨み、きっちり勝利を挙げた。友道調教師は「初戦はいい競馬だったけど、勝ち馬が強かった。中1週だけ心配したけど、テンションも我慢してくれたね」と振り返る。

 その後は3戦連続同舞台となるここに照準を定めた。1週前追い切りは川田が騎乗し、栗東・CWコースで3頭併せの2頭目でスタート。向こう正面では少し行きたがっていたが、直線は2頭の間を割ってシャープに伸び、6ハロン81秒0―11秒4で先頭を走っていたロードフォアエース(4歳オープン)に2馬身先着した。「中7週だけにそんなに変わらないけど、しっかり負荷をかけて、動きも良かった」と満足げな表情を見せた。

 前走は好位から運び、直線は追い出しを待って気合をつけた程度で2馬身半差の楽勝。スケールの大きさを感じさせた。友道調教師は「センスがいいし、前向きさがある。今回で(能力が)分かると思うけど、やれると思う」と期待は十分。「人名より」と登録されている馬名の意味について、石川達絵オーナーと話したことはないそうだが、重賞初挑戦Vでさらに知名度を上げ、競馬界を盛り上げる。(玉木 宏征)

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