エイシンプレストンが28歳で死す 全32戦で手綱を執った福永祐一調教師「特別な思い入れがあります」

福永祐一調教師
福永祐一調教師

 現調教師の福永祐一騎手とのコンビで、国内外でG1を4勝したエイシンプレストン(牡28歳、父グリーンダンサー)が2月2日、繋養先の栄進牧場(北海道浦河町)で死んだことが分かった。ジャパン・スタッドブック・インターナショナルのXで発表された。

 99年の朝日杯3歳S・G1(現在の朝日杯FS)を勝ち、古馬になってからは02年と03年のクイーンエリザベス2世Cの連覇を含め香港G1を3勝した。通算成績は32戦10勝(うち海外5戦3勝)で、6歳12月で引退。種牡馬生活をへて、栄進牧場で余生を過ごしていた。

 福永祐一調教師が2月4日の栗東トレセンで取材に応じ、追悼した。

 「特別な思い入れがあります。朝日杯は北橋厩舎初のG1タイトルで、香港ではG1を3つ勝って、あと1つ勝てば(香港で)殿堂入りするところでした。思い出は尽きません。香港では想像以上の走り。水が合う感じで、別馬になったようにワンランク上がりましたね。うまく乗れず、タイトルをつかみ損ねたレースもありますが、自分を作り上げてくれた一頭です。長生きしてくれたと思います。教えてくれたことを糧に、海外で活躍できる馬を育てたいです」

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