【17年度JRA賞授賞式】“大魔神”佐々木オーナーゆかりの血統馬が今年の古馬路線制圧だ!

初めてJRA賞を受賞した佐々木主浩オーナー(左)は満面の笑み(右は加奈子夫人)
初めてJRA賞を受賞した佐々木主浩オーナー(左)は満面の笑み(右は加奈子夫人)

 サブちゃんの次は俺だ―。王者キタサンブラックがターフを去った18年の古馬路線は、“大魔神”こと佐々木主浩オーナーゆかりの血統馬が制圧する。

 17年3月にヴィブロスがドバイ・ターフで牡馬の強豪を撃破。異国での快挙が、混戦だった「最優秀4歳以上牝馬」受賞につながった。06年のJRA馬主登録から10年余りでJRA賞は初受賞。「10日前に腰の手術をした。気合で会場に来た」。その後のパーティーは参加せず帰宅を余儀なくされた状態でも、現役時代同様の不屈の闘志でトロフィーを受け取った。

 古馬牝馬の勲章を得たヴィブロスは中山記念(2月25日、中山)からドバイ・ターフ(3月31日、メイダン)へ。ドバイでの鞍上は調整中だが、その後は宝塚記念(6月24日、阪神)も視野に入れている。「昨年から候補にあった。馬の様子を見つつ考えたい」とオーナー、友道調教師は口をそろえる。

 また、昨年のジャパンCでG1初制覇を飾った半兄のシュヴァルグランは、大阪杯(4月1日、阪神)から天皇賞・春(同29日、京都)を経て、昨年8着の宝塚記念を目指す予定だ。春のグランプリで兄妹が競演する可能性も十分。「友道調教師を信頼して、今年も二人三脚でやっていけたら。またこの場に来られたらいいね」と佐々木氏。今年は大魔神イヤーになるかもしない。(川上 大志)

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