![木之前葵騎手はミスパンテールにお願いポーズ!](https://hochi.news/images/2018/05/11/20180511-OHT1I50206-L.jpg)
◆第13回ヴィクトリアマイル・G1(5月13日・芝1600メートル、東京競馬場)
第13回ヴィクトリアマイル(13日、東京)は、「UMAJO(うまじょ)報知」のメンバーにお任せ!女性地方騎手のリレーコラム「ワタシの◎」の木之前葵騎手=名古屋=は、自在性があるミスパンテールに◎です。
今、名古屋競馬にブラジル出身のレオナルド・サレス騎手が短期免許で乗りに来ています。ワタシと同じ24歳でマカオやUAEなどで活躍し、サウジアラビアではリーディングを取ったことがあるそうです。スゴいなあ。すごく低い姿勢で馬を動かすアメリカンスタイルのフォームは、なかなかマネできません。そんなレオは普段は気さくなナイスガイで、目が合うと元気良く「ハーイ!」とあいさつをしてくれます。来日して3週間ほどですが、早くも名古屋のみんなに溶け込んでいますよ。
さて、ヴィクトリアマイルはミスパンテールを本命にしました。差す競馬で勝ち続けてきたけど、前走の阪神牝馬Sでは逃げて勝ったのにビックリしました。対応力があって賢いので、ジョッキーの思っていた展開と違っても馬自身が対応してくれます。流れに左右されず自在に立ち回れる馬に乗るときって、気持ちに余裕をもって臨むことができます。それって大きなことなんです。
4歳で女の子からお姉さんになって、気性が成長しているのもいいですね。若い牝馬はパドックでチャカチャカして、気疲れしてしまうことがあるんです。そうなって体力を消耗しては、いくら素質があってもレースで力を発揮できません。牝馬は落ち着きがあって、どっしりしているのが何より大事。今回も走ることに集中できるはずで、G1でも楽しみにしています。(名古屋競馬騎手)
【木之前葵騎手の印】
◎(2)ミスパンテール
○(6)レッドアヴァンセ
▲(16)リスグラシュー
★(10)アエロリット
△(4)ジュールポレール
△(11)アドマイヤリード
△(15)デアレガーロ
◆木之前 葵(きのまえ・あおい) 1993年7月10日、宮崎県北諸県郡生まれ。24歳。13年4月に名古屋でデビューし、今年17勝、地方通算273勝。通算重賞5勝。149センチ、45キロ。血液型O。勝負服は胸にハートのマーク。