◆皐月賞1週前追い切り(9日、美浦トレセン)
皐月賞(19日、中山)に出走する昨年の朝日杯FSの覇者、サリオスが9日、美浦・Wコースの1週前追い切りで躍動感あふれる動きを披露した。
石橋(レースはレーン)を背にダートコースで軽く体をほぐした後、Wコース5ハロンからフォルコメン(4歳3勝クラス)と併せ馬。6馬身追走して4角手前では進路を内へ。直線はびっしり追われて1馬身半先着した。抜け出してからも気を抜く面を見せず、ラストは11秒8(5ハロンは66秒1)。550キロ近くある馬体から繰り出されるフットワークは迫力十分で、「先週までと比べて一段階負荷を強めた。動きは良かった」と森助手は好感触だ。
これまで無傷の3連勝だが、G1を含め全てマイル戦で挙げたもの。2000メートルへの対応がカギとなるが、「操縦性が高いので、距離は問題ない」と森助手。コントレイルとの2歳G1覇者同士の無敗馬対決でどんな走りを見せるか。(石行 佑介)