![1番人気に応えてクロッカスSを制したトウシンマカオ](https://hochi.news/images/2022/01/29/20220129-OHT1I51128-L.jpg)
1月29日の東京10R・クロッカスS(3歳オープン、芝1400メートル=9頭立て、デュガは感冒のため取消)は、1番人気のトウシンマカオ(牡3歳、美浦・高柳瑞樹厩舎、父ビッグアーサー)が、直線で抜け出してオープン初勝利を飾った。勝ち時計は1分21秒8(良)。
きっちりとスタートを決めて、道中は好位3番手で運んだ。しっかりと折り合い、抜群の手応えで直線へ。追い出しを待つ余裕を見せて、ゴーサインを出すと力強く加速。追い込んできた2着馬のプルパレイを振り切り、1馬身1/4差をつけてゴール板を駆け抜けた。
前走の朝日杯FSは6着に敗れていたが、京王杯2歳Sで2着に好走している1400メートルで見事に巻き返した。
戸崎圭太騎手は「条件的には、今の段階では1400が合っていましたね。強い勝ち方をしてくれました。競馬もだんだん上手になっているし、リラックスして、落ち着いて走ってくれた」と、満足げにうなずいた。
高柳瑞調教師は「いつもスタートがいいし、好位で競馬ができました。折り合いもだんだん良くなっていて、成長を感じます。直線も、少し待っていられるところがありました。賞金を加算できたのが何よりです。(今後は)折り合いがついたし、距離を延ばすか検討します」と、収穫のある勝利を振り返った。