欧州勢が強いレースだが、今年は抜きんでた馬がいない。ならば日本勢が上位と見て、2019年と昨年の覇者グローリーヴェイズが本命。近走成績はひと息ながら、連対を外していない得意のシャティンで巻き返す。追い切りでは年齢を感じさせない動きで、コンビを組むモレイラ騎手をうならせた。史上初となる香港ヴァーズ3勝目へ万全の態勢だ。
BCターフ2着のストーンエイジ、サンクルー大賞の覇者ブルームのアイルランド勢、ウインマリリンもG1級の地力があるのは確かで楽しみ。穴は地元のセニョールトーバ。
【成田幸穂の予想】
◎グローリーヴェイズ
〇ストーンエイジ
▲ブルーム
△ウインマリリン
△セニョールトーバ
◆成田幸穂(なりた・さちほ) 1984年8月8日、東京生まれ。(株)サラブレッド血統センター所属。週刊競馬ブック連載「海外競馬ニュース」の編集を担当。同誌のほか、研究ニュースで予想コラム「血統アカデミー」を執筆中。12月11日(日)ラジオNIKKEI第1「香港国際競走実況中継」に出演予定。