小崎綾也騎手がドイツで武者修行 受け入れ先は凱旋門賞Vの名門厩舎「最低でも3か月。自分にとって経験は財産」

アイルランド滞在で経験を積んだ小崎綾也騎手(22年10月7日、ダンドーク競馬場)(本人提供)
アイルランド滞在で経験を積んだ小崎綾也騎手(22年10月7日、ダンドーク競馬場)(本人提供)

 デビュー10年目の小崎綾也騎手=栗東・フリー=が、今週末のレース騎乗後にドイツへ武者修行に旅立つ。受け入れ先のピーター・シールゲン厩舎は、11年の凱旋門賞をデインドリームで勝つなどトップステーブルとして君臨。ドイツで3年連続リーディングジョッキーに輝き、短期免許で来日していたBムルザバエフ騎手が所属していた厩舎でもある。

 小崎騎手は17年に4か月間オーストラリア、19年9月から20年3月までニュージーランド、22年に4か月間アイルランドで騎乗しており、武者修行は今回で4か国目。「ムルザバエフ騎手が来日した時に色々聞いて、考えていました。自分から厩舎側に連絡を取ってみたところ、快く受け入れてくださる返事をいただいたので遠征を決めました。当然、現時点での騎乗馬はいません。期間は決めていませんが、最低でも3か月は行きます」と経緯を明かす。

 もちろん日本の競馬を愛しており、引き出しを増やすべく、価値ある遠征にするつもりだ。「日本の競馬は世界最高ですし、その環境でジョッキーをできることはすごく恵まれていると感じています。もちろん僕はJRAのジョッキーなので日本で結果を出すことが何より大切ですが、自分にとって経験は財産だと思っています」と期待に胸を膨らませる。

 ピーター・シールゲン厩舎には、22年から日本人の寺地秀一騎手(21年のドイツリーディング16位)も所属しており、「連絡を取るまで知りませんでしたが、実は(JRAの)競馬学校を一緒に受験した同級生でした」と小崎騎手。切磋琢磨(せっさたくま)し、ひと皮もふた皮もむけて帰国する。

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