7月23日の福島7R・3歳未勝利戦(ダート1700メートル=15頭立て)は、4番人気のトウロウノオノ(牝、美浦・竹内正洋厩舎、父ビッグアーサー)が勝利した。ルーキーの小林美駒騎手=美浦・鈴木伸尋厩舎=は、自身2週ぶりとなるJRA通算4勝目を挙げ、夏の福島開催の最終日を白星で飾った。勝ち時計は1分47秒2(良)。
スタートから積極的に促していき、速い流れのなか好位4番手に取りついた。3コーナーで前の集団を射程圏にとらえると、直線では力強い伸び脚を見せ、2着のサラサビーザベストに1馬身1/4差をつけた。
小林美は「前走の感じを原(優介騎手)さんからうかがっていて、調教にも乗せていただいて、スピードのある馬だと思っていました。それなりの位置につけていこうと思ったが、逃げ馬も多かったので、この馬のリズムで運んでいこうと思って、直線も頑張ってくれました」と、パートナーをたたえた。
ウィナーズサークルでは時間をかけて色紙などに筆を走らせ、温かい拍手を浴びた。「たくさんの方に応援していただいて、たくさんサインも求めてもらって、たくさん書くことができました。結果で応えられてうれしいです。来週から新潟が始まりますので、地元でもありますし、勝てるように頑張りたいです」と、笑顔で勝利の喜びをかみ締めた。