◆第23回アイビスサマーダッシュ・G3(7月30日、新潟・直線芝1000メートル)=7月25日、栗東トレセン
中1週のローテーションで臨むメディーヴァル(牡5歳、栗東・寺島良厩舎、父アジアエクスプレス)は、全休日明けの坂路を65秒9―15秒4でゆっくりと登坂し、翌日の追い切りに備えた。レース間隔が詰まっているが、日迫助手は「今朝も気になるところはなく、変わらず順調です。ここが目標でしたし、中1週も予定通りです」とダメージがないことを強調した。
今回と同じ舞台の3走前の韋駄天Sでは、狭いスペースを割って一気の伸び脚。見事に芝レースでの初勝利を収めた。同助手も「うまくはまった感はあるけど、鞍上(西塚騎手)が攻めた競馬をしてくれました。コーナーがない直線競馬の方が、より適性があるかもしれない」と手応えを感じる一戦だった。
今回の鞍上は厩舎所属の今村聖奈騎手。意外にも初コンビとなるが「(今村騎手は)競馬学校時代からメディーヴァルの調教に乗っていたし、寺島厩舎の馬のことは誰よりも把握していますから。いい競馬をしてくれたらうれしいです」とエールを送った。今村騎手の自厩舎での重賞初勝利となるか注目だ。