【府中牝馬S・山下の特注馬】1週前の調教に目を奪われたアンドヴァラナウト 距離延長で復活の予感

復活を期すアンドヴァラナウト
復活を期すアンドヴァラナウト

◆第71回府中牝馬S・G3(10月14日、東京競馬場・芝1800メートル、1着馬にエリザベス女王杯の優先出走権)

 2021年にローズSを制し、秋華賞でも0秒2差の3着に好走した実績を持つアンドヴァラナウト(牝5歳、栗東・池添学厩舎、父キングカメハメハ)を狙ってみたい。初勝利こそマイル戦だったが、その後のマイルでの内容を見る限り、やや距離不足に映った。今回は1800メートルに延びるのがプラス材料だ。昨年は3着に入ったレースでもあり、自身の力は出しやすい舞台設定だろう。

 5月のヴィクトリアマイル(11着)からの休み明けとなるが、5日には新コンビとなる鮫島克駿騎手を背に栗東・CWコースで追い切った。6ハロン80秒5も速いが、ラストの1ハロンが何と10秒9。比較するのはナンセンスだとは思うが、同じ日のリバティアイランドが11秒0だから優秀と言っていいのは間違いない。変則日程で当週は速い時計を出さないと思うが、1週前の時点ですでに仕上がっている。鞍上も上々の感触を得ており、好勝負になっていい。

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