◆第91回日本ダービー・G1(5月26日、東京競馬場・芝2400メートル)=5月24日、栗東トレセン
2月デビューながら青葉賞を制し、ダービーまで歩みを進めたシュガークン(牡3歳、栗東・清水久詞厩舎、父ドゥラメンテ)は角馬場から坂路を1本。66秒9―15秒7だった。デビュー時よりも体に厚みが出て、一戦ごとに進化を感じる。調教後は馬房でゴロゴロと気持ちよさそうに寝転がった。宮本助手は「いつも通り、坂路をサッと。変わらずに来ていますね」と笑顔でうなずいた。
6枠11番で迎える大一番。「真ん中でいい枠ですね。スタンド前の発走ですし、ゲートの裏までメンコ(覆面)を着用する予定です」と大観衆のなかでの対策も講じている。「体重も前走と同じくらいかな。どんな位置でも競馬ができるし、馬群でも大丈夫」と同助手。偉大な兄、キタサンブラックはダービーでは14着だったが、弟はどんな走りをみせるだろうか。