
【中山11R・中山記念】◎シックスペンスは昨年3月に今回と同じ中山・芝1800メートルのスプリングSを快勝。距離が長かった日本ダービーは9着に終わったが、前走の毎日王冠は直線4角4番手からラスト3ハロン33秒3の末脚を使ってG22勝目を手にした。初の年長馬相手だったが、能力の高さを示した一戦だったと言える。
その後はマイルCSを予定も蹄の炎症で回避。思いのほか完治までに時間はかかったが、2月4日に美浦トレセン帰厩後はレースから逆算して乗り込まれてきた。1週前は美浦・坂路で52秒3―11秒9。今週はWコースで65秒5―11秒2と、いずれも好時計をマークした。もともと3か月以上の休み明けは3戦3勝と久々を苦にしないタイプ。馬体は増えているようだが、明け4歳で成長分もある。復帰戦を勝利で飾ってG1再挑戦への足がかりにしたい。
ソウルラッシュは久々にマイルより長い距離となるが、近走の安定したレースぶりからコーナー4つの舞台にも対応可能とみる。逆にアルナシームはこの距離で5勝。決め手が生きる流れなら逆転も。