
【阪神11R・チューリップ賞】牝馬クラシック第1弾に向けて重要な一戦。ここは素直に昨年の阪神JFで2着だった◎ビップデイジーから入る。その前走は馬群でじっくりと脚をためると、直線で鋭い末脚を繰り出したが、外から来た勝ち馬にかわされてしまった。それでも内容自体は上々で、ポテンシャルの高さは存分に示した。
桜花賞の出走賞金は確保しているため、あくまでもここはステップレース。目いっぱいの仕上げではないが、栗東・坂路で追い切るごとに気配が上昇。馬体にも幅が出て、見た目にも成長を感じる。幸が乗った先月26日の最終追いも軽快な動きで、体調面は不安なし。権利獲得のために全力で挑んでくる1勝馬を退けて、2歳女王が待つ大舞台へ。
マイエレメントはシンザン記念除外のあと、無理をしないでここに切り替え、しっかりと立て直してきた点に好感が持てる。スタートが決まれば好勝負になっていい。前走の未勝利戦の時計、勝ち方が優秀だったフェアリーライクが▲。折り合い面を考えれば、マイルも合っている。まとめて差し切る場面も。