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こんにちは、山本です。今日は約11か月ぶりになりますか、阪神競馬場からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪
さて、木曜夜のこと。栗東からの帰りだったのですが、今年で定年引退を迎える調教師さんたちが主賓の「引退調教師を祝う会」がありました。会は栗東所属の多くの調教師さんを中心に武豊Jなど多くの騎手も参加。温かい空気の中で行われました。
この会でワタクシ、大きな勘違いをしていたのです。会の「取材」だと思っていたのですが、実は「参加」。これ、大きな違いです。取材ならば、いつも通りの動きやすい服装ですが、出席者となればちゃんとした服が必要。とはいえ、栗東に出張中でして、つまりはスーツなんて持ってきていないんです。幸いにも白シャツはありましたが、ジャケットなどない。「取材」ではなく、「参加」に気づいたのは当日昼では買いに行くにも…。最悪、最低限の取材だけして、早々と引き揚げようか、なんて思ったりもしていました。
しかし、そんな苦境を見かねたのか、トレセン職員のTさんが自らのジャケットを提供していただきまして。いや~、ホントに神様でした。だって、会場ではノージャケットの人は皆無。本当にちゃんとしたパーティーでしたからね。まさかの強制退場になっていたかも…。いずれにせよ、書類ってちゃんと読まないといけない、と50歳手前で今さら痛感した次第…。
ということで、そろそろ本題へ。今日も明日の競馬を中心に見て行きましょう。
「シン・阪神」最初の重賞として、明日はチューリップ賞が行われますね。勝手に染みついた感覚と言いますか、チューリップ賞=土曜日なんですよ。古くはエアグルーヴの強さに驚いた、あの時期から。それが今年から日曜日に「お引っ越し」。今年は我が社杯の報知杯FRのように日曜から土曜に移ったレースもあるように、とにかく「微調整」が多いから、アジャストするのが結構大変。
当ブログで何度か扱っているのが福永厩舎のマイエレメント(牝、父エピファネイア)でしょうか。先週、まだ良化途上かなということは書きましたよね。まず、福永調教師によると、馬体重は10キロほど増えていて、これは線が細かっただけにいい傾向だ、と。さらに折り合いの心配も軽減している、と。ただ、「求めるモノが高いから」と前置きしたうえで「シンザン記念の頃よりはいいけど、今の3歳牝馬に100点を求めるのは難しい」ともう一段、良化の余地を感じている様子でしたね。ただ、この状態で権利を取れば、まだ上げるだけの時間を取れるわけですから、何とか好走を願いたいところです。
その福永厩舎は来週の報知杯FRにランフォーヴァウ(牝、父ロードカナロア)とスライビングロード(牝、父レイデオロ)の2頭出し。ランフォーに関しては桜花賞というより、ここ勝負という感じがあるんですよね。福永師も1400メートルの距離がいい、という感じのことはよく口にしています。調整は順調なのですが、もっと体が増えてほしいとのことなので、馬体重には注目しておいた方がいいかな、と。あと、スライビングも「前走がいい内容で走ってくれた」と判断した上での参戦ですから侮れません。
話はチューリップ賞に戻って、松下厩舎のビップデイジー(牝、父サトノダイヤモンド)。松下調教師は「順調に調整できましたよ。しまいは確実に脚を使ってくれる馬ですからね」と笑みを浮かべます。一つ、気にしていたのが開幕週の馬場。確かに今日の芝のレース、最初は逃げ切りが続きましたが、その後は差しも届く競馬。ちょっと、道中はスローになるのかなと思っているけど、重賞らしく適度に流れれば、崩れることはないんじゃないかな。
その松下厩舎も来週の報知杯FRは2頭出しになります。高杉Jが騎乗予定のキャッスルレイク(牝、父サートゥルナーリア)と、池添Jが騎乗予定のショウナンザナドゥ(牝、父キズナ)ですね。なかでも注POG的注目馬はショウナンでしょうか。正直、ここに使うとは思っていなかったけど、レースの翌週には「体が戻ってきているんですよね」と松下調教師は話していたんですよ。あと、この馬に関して言うと、調教でもっと速い時計が出そうな走りをしていて、恐らくスピード負けするようなタイプじゃないかな、という印象。その後、距離を延ばす点は大変かなと思いつつ、状態さえ整えば、いい走りをするのかなと思っています。
最後にちょっと気になっている吉岡厩舎のテレサ(牝、父アドマイヤマーズ)が来週のアルメリア賞で復帰します。まぁ、この馬が勝った新馬は4着だったアドマイヤズームを始め、5着まですべて勝ち上がっている超優秀なレースです。「阪神JFを除外されて、1400メートルを使いましたが忙しかった。体調面も問題なく、順調にきています」と吉岡調教師。スムーズな走りで巻き返してほしいところです。
では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。
阪神8R・11アドマイヤアストラ(陣営はオープンあたりまで期待している一頭。前走は位置取りが厳しくなったが、1勝クラスは通過点)
続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。
阪神6R・5クラヴァンス(チーク効果で動き一変)
小倉6R・5ミッキーストライク(距離短縮で持ち味が生きる)
小倉12R・12ホウオウバローロ(前走はしぶい手応えから伸びてきた。音無調教師の思いを乗せて)
中山11R・3ボーンディスウェイ(大外の前走悪くない。距離短縮も魅力)
今日はここまで、また明日です。ではでは