史上2頭目のグランプリ3連覇を達成したグラスワンダーが種牡馬引退

1998年12月の第43回有馬記念を制したグラスワンダー
1998年12月の第43回有馬記念を制したグラスワンダー

 G1・4勝のグラスワンダーが種牡馬を引退すると2日、けいよう先のビッグレッドファーム(北海道新冠町)が発表した。同牧場は公式ホームページで「この度、グラスワンダーは種牡馬を引退することになりました。種付けの状況と25歳という年齢を考慮し、種牡馬を引退してゆっくりと余生を過ごしてもらう事が望ましいと判断した次第です」とコメントしている。今後は4月10日以降に近くの明和牧場に移動することになった。

 1995年に父シルヴァーホーク、母アメリフローラの子として米国で誕生。日本で1997年にデビューし、同年の朝日杯3歳S(現朝日杯FS)をレコードタイムでV。98年は有馬記念V、99年は宝塚記念、有馬記念を制し、史上2頭目のグランプリ3連覇を達成した。2000年の宝塚記念で引退し、2001年から種牡馬となった。

 産駒ではマルカラスカルが06年中山大障害と08年中山GJのJG1を、セイウンワンダーが08年朝日杯FSを、スクリーンヒーローが08年ジャパンC、アーネストリーが11年宝塚記念とG1を制し、交流G1では2010年にビッグロマンスが全日本2歳優駿を勝っている。

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