【ブルーバードC】メルキオル交流重賞初V 松永幹調教師連覇&ナダル産駒でワンツー

優勝したメルキオル
優勝したメルキオル

◆第51回ブルーバードカップ・Jpn3(1月22日、船橋競馬場・ダート1800メートル、良)

 昨年から3歳ダート3冠競走の前哨戦の1つとなった交流重賞に3歳馬10頭が出走し、JRA所属で川田将雅騎手が騎乗した単勝2番人気のメルキオル(牡、栗東・松永幹夫厩舎、父ナダル)が交流重賞初制覇を飾った。好スタートから2番手を追走し3角手前から先頭に立つと、直線は後続の追い上げをしのいだ。松永幹調教師は昨年、アンモシエラで勝っており、連覇となった。勝ち時計は1分53秒3。

 同馬は2011年のジャパンCなどG1・6勝したブエナビスタを伯母に持つ良血で、母のサングレアルは2014年のフローラS・G2を制覇。これでダートでは3戦3勝とした。昨年9月に中京・ダート1800メートルで行われた2歳未勝利戦で大差勝ちし、プラタナス賞(東京・ダート1600メートル)も5馬身差の圧勝。前走のジュニアC(中山・芝1600メートル=12着)から中16日での再度の関東遠征で、重賞タイトルを手にした。

 2着は1番人気でJRA所属のクァンタムウェーブ(西村淳也騎手)で、松永幹厩舎のナダル産駒のワンツーとなった。3着は5番人気でホッカイドウ所属のウィルオレオール(石川倭騎手)だった。

 川田将雅騎手(メルキオル=1着)「(初めての地方の馬場、初めてのナイターでしたが)とてもいい走りができました。(2番手追走から早めに前をつかまえに行ったように見えたが)いえ。前が下がってきたので押し出される形になりました。(そのあとの走りも力強かった)スムーズに走ってましたので負けることはないなと思ってました。(ダート3戦3勝。ダート3冠競走に向けて視界良好か)色んな課題のある馬ですので、まずは初めてのナイター、地方競馬をちゃんと走れたというところをほめてあげたいなと思います。(課題とは)少し性格の難しいところがありますので、今日もちゃんと競馬に向き合ってくれてよかったなというところです。(精神面の成長もみられた?)今日一日過ごすなかでいろんな変化がありました。(ファンに一言)このメインレースをみんなで無事に終えることができて良かったなという思いですので、また改めてみんなで頑張る競馬を見てもらえたらなと思います。ありがとうございました」

 松永幹夫調教師(メルキオル=1着)「スタートを切って、ミストレスが行くと予想していたので、ポジションはイメージ通り。ただ装鞍所でうるさい面を見せていたので、まだ幼さはあります。前走は芝というよりも急仕上げだった。それでもいいスピードは見せてくれた。ここを勝ったことで、選択肢が広がった。使いたいところが使えるし、今後はオーナーと相談してからになりますが、ダート路線を中心に考えたい」

 松永幹調教師(クァンタムウェーブ=2着)「思った通りのレースに出せず間隔が開いたし、初のナイターだった。もっと接戦になると思っていたが…。賞金を加算できたのは収穫」

 石川倭騎手(ウィルオレオール=3着)「直線はジリジリ伸びたし、いい内容だった。体重も増えていたし、すごく成長している」

 矢作芳調教師(ミストレス=4着)「ダートは問題なかったが、早めにこられてしまった。上位2頭は強かったね。これからも、芝、ダートと両方でいきたい」

 阿部龍騎手(ジュゲムーン=5着)「落ち着いていたが、距離が少し長かったようにも感じた。前走は川崎だったし、砂の違いもあったかも」

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