【注目馬動向】パンサラッサはサウジCへ…矢作調教師「ワンターンの左回り、1800メートルというのが一番」

サウジCに向かうパンサラッサ
サウジCに向かうパンサラッサ

 今年のドバイターフの勝ち馬、パンサラッサ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)が次戦でサウジC・G1(2月25日、キングアブドゥルアジーズ競馬場・ダート1800メートル)を目指すことになった。管理する矢作調教師が12月20日、発表した。

 これまでダートは3歳暮れの師走S(11着)のみだが、「自分の感性的に日本のダートは合わないが、向こうのダートはやってみないと分からない。面白い挑戦になると思う」と矢作調教師は期待する。「ワンターンの左回り、1800メートルというのが一番です。賞金的な面も大きいし、芝のレーティング(121)は持っているが、こうやってアナウンスすることで招待も近づくと思う」と世界最高額の優勝賞金1000万ドル(13億7000万円)の一戦へ力を込めた。さらに「フライトラインが引退したということも大きいですね」と言葉を続け、今年のブリーダーズクラシックで圧勝した米国最強馬など相手関係を考慮した決断でもあることも説明した。

 連覇を狙うドバイターフ(3月25日、メイダン競馬場・芝1800メートル)を大目標にしている今春。しかし、トレーナーは「ここで好走すれば、ドバイワールドC(同、ダート2000メートル)というのも全くないというわけではない」と眼光を光らせた。日本が誇る個性派の快速馬から目が離せない。

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