【JRA賞】最優秀4歳以上牝馬はジェラルディーナ 斉藤崇師「今年もう一度大きいところを勝てるように」

エリザベス女王杯で待望のG1タイトルを獲得したジェラルディーナ(左)
エリザベス女王杯で待望のG1タイトルを獲得したジェラルディーナ(左)

 JRAは10日、2022年度のJRA賞を発表した。最優秀4歳以上牝馬にはエリザベス女王杯を制したジェラルディーナ(牝4歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父モーリス)が輝いた(年齢は22年時点の表記)。投票総数288票のうち239票を獲得した。

 12年の3冠牝馬で、国内外G1・7勝の名牝ジェンティルドンナを母に持つ良血馬。牡馬相手の重賞で善戦していたが、その能力が覚醒したのは秋。課題だった折り合い面が改善され、中長距離路線でその能力が開花した。

 秋初戦のオールカマーで重賞初制覇を果たすと、続く雨中のエリザベス女王杯で大外一気を決めG1初制覇。牡馬の一線級が顔をそろえた有馬記念でも3着に入って地力を示し、12、14年に年度代表馬に輝くなど3年連続でJRA賞を受賞した母に続く名誉を手にした。今後はG1の舞台でも牡馬を圧倒した母のような活躍が期待される。

 斉藤崇史調教師「ありがとうございます。大変、光栄です。夏までもどかしい競馬を続けて、勝てないでいましたが、秋になって、成長と条件がかみ合ってくれたことで2勝して、有馬記念でも3着でした。年末に負けはしましたが、強いところと戦ってもやれるところは見せてくれました。今年もう一度、大きいところを勝てるように頑張ります」

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