ようやく(札幌)

ショウナンバルドル(左)
ショウナンバルドル(左)

 こんにちは、山本です。本日は札幌競馬場からのパッチパチ。前にも書いたように、調教を取材する函館競馬場では15年ほどレースを見ていませんが、こちらは来慣れたもの。早速、行ってみましょうか♪

 さて、北海道では普段交流できない東の記者との仕事というのも楽しい。昨夜は東の坂本記者と現地のお知り合いさんを交えての飲み会。まぁ、料理は非常に美味しかったのですが、驚いたのがお酒です。いつものように最初だけビールを飲んだ後、ハイボールに切り替えた(実は函館では日本酒をよく飲んでました)のですが、このメガサイズのような大ジョッキがくせ者。ほぼ、ロックに近い濃度なんです。珍しく、これはヤバいと思って、「すいませんが、薄めてもらえますか」とオーダー。その後は柄にもない「薄め」を頼み続けました。「薄めのお客様~」という響きは妙に新鮮。ちなみに坂本記者ではないお知り合いは、その原液ハイボールを飲み続け、帰りはベロ酔いでした。

 そして、翌朝です。午前4時半に早朝取材のため、札幌に着いたら、これがびっくり。早朝の記者席の天井にこおろぎなどの虫が何匹もいて、よく見れば恐らく非常に多くの蛾も飛んでいる。どうやら、記者席の窓が開きっぱなしだったようです。テレビ中継でよく見るS社のIクンたちの奮闘で随分と減りはしたものの、虫たちもしぶとく、結局は完全駆逐できぬままに厩舎地区へ。何か、札幌に来てから、色々なことに驚いています。

 ということで、そろそろ本題へ。ようやく、今回は北海道で取材したことだけを書きたいと思います。

 まずは明日の札幌5Rですね。須貝厩舎の3・1億円ホースショウナンバルドル(牡、父ブリックスアンドモルタル、母アウェイク)がデビューします。騎乗する池添Jの感触は先日書いたので、今日は陣営への取材を。期待値の高さからでしょうか、この馬は本当に乗り込んできました。2か月以上かな。「まだ幼くて、奥の深い能力がありそうなんだけど、出し切れていない。だから、ずっと乗り込んでいたんです」と北村助手は説明します。ただ、追うごとの上昇度は感じている様子。当然、態勢は整った上での初陣です。

 この須貝厩舎では最終週の札幌2歳Sに新馬を勝ったマジックサンズ(牡、父キズナ)がスタンバイしています。今週の函館で追い切りを消化しました。「今週が1本目でまだ緩いけど、時間はあるから。新馬から走るような雰囲気はなかったけど、まくるような脚はあるし、洋芝が合っているのかな。どっしりと古馬みたいな雰囲気はある。この新馬後の1か月でどれだけ変わっているか」と北村助手。来週も函館で追い切りを行うようで、徐々にピッチを上げていくようです。

 じっくりと乗り込んだといえば、松永幹厩舎のナンヨーエンペラー(牡、父モーリス、母ヴィレンスクラフト)も負けていません。「正直、最初は動きから使えるかなと思っていました」と額田助手は切り出します。「まだギアがありそうで、入っていない現状なんです。ただ、先週から徐々に良くなってきている感じ。追い切るごとに素軽くなってきました。まだ、成長途上ですけどね。モーリスっぽくない体つきで、距離はこなせると思います」と冷静に分析してくれました。その秘めたギアが実戦で入るのかでしょう。

 清水久厩舎のシャルクハフト(牡、父リアルスティール、母クィーンズベスト)は母がチューリップ賞を好走するなど息の長い活躍をしていた馬です。手がけているのはシュガークンの取材でお世話になった宮本助手。のんびりとした函館で、のんびりと取材に答えてもらいました。「よく分からん」と笑顔で第一声。「悪くはないけど、跳びが大きいのでスピードに乗るのに時間がかかる。まだ、緩いからね。前めで競馬した方がいいかもしれない、現状では」と分析。ただ、能力は秘めてそうなんですよね。

 最後に札幌1Rの未勝利。断然人気が予想されたヒシアマン(牡、父モーリス)が出走取消になりました。実は今週の函館で、藤岡佑Jにこの馬の印象を聞いたんですよ。「僕の馬も新馬勝ちのレベルだったと思うし、能力の高い馬です。ただ、前走は勝ち馬が相当に強かった」とかなり素質を買っていました。今回は残念でしたが、今後も注目が必要だと思います。ちなみに、この1Rは土曜朝に藤田助手から「4キロ減起用で今回は行きたい」と聞いた矢作厩舎のシカレ(牝、父American Pharoah)が気になっています。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

札幌7R・7ソニックドライブ(昇級戦だが、厩舎サイドの能力への信頼は相当に厚い。昇級即通用の器)

 続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。

中京11R・5グランテスト(この馬も能力は高い。ハンデが魅力)

札幌2R・7モズマサニャン(岩田康Jは能力を評価している。そろそろ)

新潟10R・13サトノシュトラーセ(ここは好メンバーだが、2戦連続で力を出し切れていない実力馬の復活を期待)

新潟11R・8メズメライザー(先行激化必至で末脚生きる)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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