【秋華賞】桜花賞馬ステレンボッシュが栗東で実質的な初時計 陣営「今はこちらが頼れるくらいに」

ステレンボッシュ
ステレンボッシュ

◆第29回秋華賞・G1(10月13日、京都競馬場・芝2000メートル)2週前追い切り=9月25日、栗東トレセン

 今年の桜花賞を勝ち、オークスで2着だったステレンボッシュ(牝3歳、美浦・国枝栄厩舎、父エピファネイア)は19日に栗東入りし、秋華賞に向けて調整している。22日に遅めの時計を出しているが、この日は栗東入り後初となる本格的な追い切りを消化した。CWコースで僚馬のモスクロッサー(3歳1勝クラス)を1秒追走し、終始楽な手応えのまま併入した。時計は6ハロン83秒1―11秒7だった。追い切り後もすぐに息が入っており、心肺機能の高さを示した。

 帯同する田村助手は「問題なく楽に走れていました。馬の後ろで折り合いもついていたし、滑り出しとしてはいいですね」と笑顔をみせた。昨年の阪神JF、そして春の桜花賞に続く、3度目の栗東ということもあり、落ち着きは十分。「春は人間に頼るようなところがありましたが、今はこちらが頼れるくらいになりました」と同助手。精神面での成長は確かで、牝馬3冠目は譲れない。

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