◆第75回毎日王冠・G2(10月6日、東京競馬場・芝1800メートル)
第75回毎日王冠・G2(6日、東京=1着馬に天皇賞・秋の優先出走権)に出走するホウオウビスケッツが重賞連勝を狙う。前走の函館記念は2番手でリズムよく運び、直線で後続を突き放して3馬身半差で圧勝。中尾助手は「斤量57・5キロを背負ってあの勝ち方ですから。この馬の強さを再確認できました」と振り返った。
暑さに弱いタイプで少し夏バテ気味だったこともあり、無理せずじっくりと時間をかけてここまで調整してきた。「前走も良い状態でしたが、今は前走に近い状態になってきました」と明かしたように、先月25日に行った美浦・Wコースの1週前追い切りでは5ハロンの自己ベスト(65秒7)を更新。思惑通りに上昇カーブを描いてレースに臨めそうだ。
3歳時にスプリングS2着があり1ハロン短縮は問題なし。東京コースも4走前のG3で3着があり、同助手は「舞台適性は問題ないと思います。逃げられなくても好位につけられれば好勝負できそうです」と期待を込めて送り出す。