◆紅梅S・牝馬限定、3歳オープン・リステッド(1月18日・中京競馬場、芝1400メートル、良)
18日の中京10R・紅梅S(牝馬限定、3歳オープン・リステッド、芝1400メートル)は、ナムラクララが中団から鋭く伸びて快勝し、4戦2勝とした。昨年の阪神Cなど重賞を5勝して活躍中の半姉で、22年桜花賞3着のナムラクレアをほうふつとさせる切れ味あるレースぶりで賞金を加算した。
ゴールに入る前、右手で拳を握り、馬の首筋をポンとなでた。「この勝利はうれしいです。前回勝たなければいけないレースだったので、迷惑をかけてしまった」と西村淳。3番手から早めに抜け出して2着に負けた前走を踏まえ、この日はもう一列後ろから運んだ。4角5番手から上がり3ハロン34秒5の脚を繰り出し、継続騎乗3度目でしっかりと勝利に導いた。「気性は難しいけど、関係者が大事にしてくれている。この先も楽しみ」と期待した。
半姉も管理する長谷川調教師は「この1勝は馬にとってすごく大きい。ローテーションもじっくり考えられますから」と満面の笑み。ここまでの4戦は全て1400メートルだが「成長してくれているので、1ハロン延びてもやれるのでは」と桜花賞(4月13日、阪神)に向けて確かな手応えを得た。クラシック戦線で姉を妹が超えられるか楽しみだ。(山下 優)