【東京新聞杯】サクラトゥジュールがキング姐さんと連覇へ堀調教師「彼女の技術に期待」

重賞連勝に挑むサクラトゥジュール
重賞連勝に挑むサクラトゥジュール

◆第75回東京新聞杯・G3(2月9日、東京競馬場・芝1600メートル)

 東京新聞杯に出走するサクラトゥジュールは、昨年の同レースで重賞初制覇。鞍上のキングとともに連覇と京都金杯に続く重賞連勝に挑む。

 前走は人馬の相性の良さが存分に出た勝利だった。去勢手術を経た約5か月ぶりの休み明けに加え、トップハンデ58キロ。不利な条件が重なっていたが、問題にしなかった。道中は呼吸をピタリと合わせ、中団の内で折り合いをつけ脚を温存。直線では巧みな誘導で馬群を縫うようにVロードをこじ開けた。

 前走後は慎重に出否を見極めてきた。堀調教師は「この馬としては珍しくカイバ食いが落ちていた」とレース後の様子を振り返ったが、3週前あたりからカイバを残さず元気が出てきたことで出走を決断した。1週前追い切りでは美浦・Wコースを6ハロン83秒3―11秒5。脚さばきは力強く、状態面に不安は感じられない。

 キングは23年のWASJでの初来日からJRA通算210戦24勝。うち堀厩舎の馬で重賞3勝を含む10勝をマークしている。「常に乗り難しさがあるので、その点を最優先に組み立てる必要があります。今回も彼女の確かな技術に期待しています」と指揮官。JRA・G1・15勝の名門が全幅の信頼を寄せるキング姐さんが、2年連続で主役へ導く。(浅子 祐貴)

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