きょうだい4頭目のG1馬へ初陣飾ったグランヴィノス、川田騎手「学びのある先につながるレース」…2歳新馬評価

グランヴィノス(左)
グランヴィノス(左)

 土曜、日曜、月曜の東京、阪神の3日間開催の新馬戦は計13鞍。外厩別ではチャンピオンヒルズが3勝、ノーザンファームしがらき、ノーザンファーム天栄が2勝ずつを加算し、相変わらずの好調を維持している。

【10月10日・阪神5R、2歳新馬、芝2000メートル、稍重馬場=9頭立て】

◆グランヴィノス(牡、栗東・友道康夫厩舎、父キタサンブラック、母ハルーワスウィート、母の父マキャヴェリアン)518キロ、馬主=佐々木主浩、生産牧場=ノーザンファーム

【血統】きょうだいにヴィクトリアマイル連覇のヴィルシーナ(牝、父ディープインパクト)、ジャパンC覇者シュヴァルグラン(牡、父ハーツクライ)、秋華賞、ドバイターフ優勝のヴィブロス(牝、父ディープインパクト)とG1馬が3頭。

【レースVTR】ダッシュがつかず中団から。前半1000メートル64秒0の流れで折り合い、いつでも動けるポジションをキープした。直線でややもたついたが、残り200メートルでエンジンがかかると、回転の速いフットワークで突き抜け、2着のセレンディピティ以下に1馬身半の差をつけた。勝ち時計は2分3秒5。

【コメント】川田将雅騎手は「素質の高い馬が無事に初戦を終えられて、それが何よりです。内容も学びのある、先につながるレースができました。順調に進んで行けたらと思います」

【将来性】★★★★ ※佐々木主浩オーナーは「期待していました。大きい馬ですが、結構素軽くて、最後は大丈夫かなと見ていました。まだまだ成長しますが、(兄の)シュヴァルグランに比べて現段階でしっかりしています」

(★4つに修正しました)

【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】

イニッツィオ   ◇ 8日4R東京ダ1300(軽種馬育成調教C)

タイセイクラージュ◇ 8日5R東京芝1800(ノーザンファームしがらき)

ビヨンドザヴァレー◇ 8日6R東京芝1600(社台ファーム)

レッドヒルシューズ◇ 8日5R阪神芝1600(チャンピオンヒルズ)

コンティノアール ◇ 8日6R阪神芝1800(ノーザンファーム空港)

ネイビースター  ◇ 9日4R東京ダ1600(ノーザンファーム天栄)

ミッキーカプチーノ◇ 9日5R東京芝2000(チャンピオンヒルズ)

エコロアレス   ◇ 9日3R阪神ダ1400(チャンピオンヒルズ)

マルカシャルマン ◇ 9日5R阪神芝1800(グリーンウッド)

シンリョクカ   ◇10日5R東京芝1600(KSトレーニングC)

ロミオボス    ◇10日6R東京芝1400(山元TC)

スーパーアグリ  ◇10日4R阪神芝1400(ノーザンファームしがらき)

グランヴィノス  ◇10日5R阪神芝2000(ノーザンファーム天栄)

【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】

1  ノーザンファームしがらき   37勝(31・2%)

2  ノーザンファーム天栄     36勝(32・1%)

3  山元トレーニングセンター   20勝(19・5%)

4  チャンピオンヒルズ      17勝(19・2%)

5  吉澤ステーブルWEST    14勝(21・4%)

6  大山ヒルズ          12勝(26・3%)

7  吉澤ステーブルEAST    11勝(25・4%)

8  グリーンウッド・トレーニング  9勝(17・2%)

9  宇治田原優駿ステーブル     8勝(13・1%)

10 阿見トレーニングセンター    6勝(10・2%)

※競馬サイト「馬トク」からのデータ

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