【神戸新聞杯】サトノダイヤモンド産駒のサトノグランツ、3冠最終戦へ父と同じ道で成長示す

長距離適性のあるサトノグランツ(馬上は川田)
長距離適性のあるサトノグランツ(馬上は川田)

◆第71回神戸新聞杯・G2(9月24日、阪神競馬場・芝2400メートル)

 菊花賞トライアルの第71回神戸新聞杯・G2(同、阪神=3着まで優先出走権)は、菊花賞馬の父をもつサトノグランツが右肩上がりの成長を遂げている。

 待ちに待った秋で、才能を満開にさせる。神戸新聞杯に臨むサトノグランツは、陣営が春から「菊花賞向き」と評価していた一頭。大江助手は「ストライドがゆったりしていて、忙しい距離よりも長い距離の方が持ち味が生きる」と、適性の根拠を明かす。

 デビューは昨年10月だが、初勝利は3戦目で同12月。決して早熟タイプではなく、同助手は「皐月賞やダービーより、菊花賞の方が馬が良くなって、パフォーマンスが上がると思っていた」と評価する。そのなかでも、未勝利Vから3連勝で京都新聞杯を制覇。すでに一線級に仲間入りしている。

 4か月の休養を経て、同助手は「しっかりバランスを取れるようになった。どっしりして成長を感じる」と変化を実感している。また、京都新聞杯から日本ダービー(11着)までの3週間でも筋肉の張りが良化。「あの1か月で良くなった。競馬を経験すると、本番で良くなるイメージ」と、先々に向けても上昇の余地を十分に残している。

 父サトノダイヤモンドは16年秋に神戸新聞杯、菊花賞、有馬記念と3連勝。勝てば親子制覇で、産駒のG1初勝利への最右翼となる。「ここでもいい競馬をして、本番も勝ちを目指してやっていきたい」と大江助手。3冠最終戦で本領を発揮するためにも、今回はさらなる成長を示す一戦だ。(水納 愛美)

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