藤田菜七子騎手のフランス初騎乗は13着…「貴重で濃い経験ができた。今後に生かしていきたいです」

サクラチャンで13着に敗れた藤田菜七子騎手(カメラ・高橋 由二)
サクラチャンで13着に敗れた藤田菜七子騎手(カメラ・高橋 由二)

 藤田菜七子騎手(26)=美浦・根本康広厩舎=が9月29日、フランスのサンクルー競馬場で同国のレースに初騎乗した。現地で厩舎を構える小林智厩舎のサクラチャン(牝4歳、父テオフィロ)でヴェールクロ賞(芝2400メートル)に挑み、15頭立ての13着だった。

 藤田騎手はスペインのサルスエラ競馬場で24日に行われた女性騎手限定の招待競走「セカンド・インターナショナル・チャンピオンシップ・フォー・ジョッキーズ」に参戦。4、11、7着で総合9位に終わり、その後はフランスで調教にも騎乗していた。今後は凱旋門賞・G1(パリロンシャン競馬場、芝2400メートル)が行われる10月1日まで現地に滞在する予定になっている。

藤田菜七子騎手「小林先生(調教師)の指示で、離して逃げるのが理想だったんですけど、思っていたよりは後ろについてこられてしまうような展開になってしまいました。逃げるという形としてはイメージ通りだったのすが…。

 レース前に元騎手の方と一緒に馬場も歩かせてもらいました。フランスの人から見るとイージーなコースとのことでしたが、日本にはないような、ただの周回型のコースではないですし、日本と比べるといろいろなところで起伏があって、すごく勉強になりました。

 実際に馬に乗っての感触も、日本と比べてタフだなと思ったのは、歩いて感じたイメージと同じものでした。こういったチャンスをいただいた犬塚オーナー、小林調教師には感謝ですし、こうした短い期間ですが、いろいろな方のサポートで調教に乗るなどこちらの競馬に触れる機会をいただけて、貴重で濃い経験ができたので、これをしっかり今後に生かしていきたいです」

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