![西村淳也騎手騎乗のサトノシャイニングがV(カメラ・高橋 由二)](https://hochi.news/images/2025/02/09/20250209-OHT1I51187-L.jpg)
◆第65回きさらぎ賞・G3(2月9日、京都競馬場・芝1800メートル、稍重)
クラシックへの登竜門となる3歳重賞に10頭が出走し、単勝1番人気のサトノシャイニング(牡、栗東・杉山晴紀厩舎、父キズナ)が直線で外から力強く伸び、デビュー3戦目で重賞初勝利を決めた。昨年9月に中京の芝2000メートルで新馬勝ちし、前走の東京スポーツ杯2歳Sでは2着。次戦のホープフルSを制し、昨年の最優秀2歳牡馬となったクロワデュノールにしぶとく食い下がった。3か月の休養を挟んでの復帰戦で、初めての右回りも問題にせず力を見せつけた。勝ち時計は1分47秒0。
初コンビの西村淳也騎手は日経新春杯(ロードデルレイ)以来、今年の重賞2勝目。杉山晴調教師もフェアリーS(エリカエクスプレス)に続く今年の重賞2勝目となった。
2着は3番人気のリンクスティップ(ミルコ・デムーロ騎手)、3着は4番人気のランスオブカオス(吉村誠之助騎手)だった。
西村淳也騎手(サトノシャイニング=1着)「課題の多い馬で、新馬戦と東スポ杯は前に馬がいない状況で走っていましたが、今日は次を見据えて、前に馬を置いて運びました。どれぐらい脚を使えるかも確認できました。中京で新馬戦を勝ったとき、結構悪い馬場だったので、(今日の馬場は)心配はなかったです。最後はいい反応でした。内にもたれるしぐさがあり、ソラも使っていたので、まだまだ次が楽しみです。杉山晴厩舎で間近で見ていた馬。指をくわえて待っていました。結果を出せたし、もう一つ上のクラスで、楽しみな結果を待ちたいです」