◆第65回きさらぎ賞・G3(2月9日、京都競馬場・芝1800メートル、稍重)
クラシックへの登竜門となる3歳重賞に10頭が出走し、単勝1番人気のサトノシャイニング(牡、栗東・杉山晴紀厩舎、父キズナ)が直線で外から力強く伸び、デビュー3戦目で重賞初勝利を決めた。昨年9月に中京の芝2000メートルで新馬勝ちし、前走の東京スポーツ杯2歳Sでは2着。次戦のホープフルSを制し、昨年の最優秀2歳牡馬となったクロワデュノールにしぶとく食い下がった。3か月の休養を挟んでの復帰戦で、初めての右回りも問題にせず力を見せつけた。勝ち時計は1分47秒0。
初コンビの西村淳也騎手は日経新春杯(ロードデルレイ)以来、今年の重賞2勝目。杉山晴調教師もフェアリーS(エリカエクスプレス)に続く今年の重賞2勝目となった。
2着は3番人気のリンクスティップ(ミルコ・デムーロ騎手)、3着は4番人気のランスオブカオス(吉村誠之助騎手)だった。
ミルコ・デムーロ騎手(リンクスティップ=2着)「すごくお利口で真面目な馬です。スタートは速くないけど出たし、流れが引いても押しても、折り合いは問題なかった。クリスチャン(デムーロ騎手)が乗ったレースを見て、早めに動いたけどばてなかった。強い2着です」