【オーシャンS】一昨年の最優秀短距離女王がG1馬の貫禄みせた!1年5か月ぶりの勝利で再度のビッグタイトルへ好発進

ママコチャ(手前)がペアポルックスをかわし単勝1番人気に応えた(カメラ・荒牧 徹)
ママコチャ(手前)がペアポルックスをかわし単勝1番人気に応えた(カメラ・荒牧 徹)

◆第20回オーシャンS(3月1日、中山競馬場・芝1200メートル、良)

 第20回オーシャンS・G3は1日、中山競馬場で行われ、ママコチャが1番人気に応えて一昨年のスプリンターズS以来、実に1年5か月ぶりの勝利を挙げ、高松宮記念・G1(30日、中京)への優先出走権を獲得した。

 いつも通り好スタートを切ると、前半3ハロン33秒7のよどみない流れでも楽々と3番手を追走。直線は先に抜け出した2着馬をきっちりとらえてG1馬の貫禄を示した。川田は「最近どうしても気持ちが出てこず、今日も穏やかすぎるくらいでしたので、競馬にいたるまでに終始、気持ちをつくりながら、レース自体も気持ちが前向きになるようにと意識しながら組み立てて、あのポジションです」と冷静に振り返った。返し馬からゲート裏まで、鞍上の入念な準備がG1制覇以来の重賞2勝目につながった。

 管理する池江調教師は「負けられないメンバーでしたし、ホッとしました」と安堵(あんど)の表情。高松宮記念については「それありきでここを使ったわけですしね」と前向きだった。一昨年の最優秀短距離女王が、6歳でのG1・2勝目に向けて最高のスタートを切った。(西山 智昭)

 ◆ママコチャ 父クロフネ、母ブチコ(父キングカメハメハ)。栗東・池江泰寿厩舎所属の牝6歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算成績は19戦7勝。主な勝ち鞍は23年スプリンターズS・G1。総獲得賞金は3億9174万1000円。馬主は金子真人HD(株)。

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