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★阪神2R・3歳未勝利の馬トク激走馬=リメンバーヒム
昨年11月にデビューしたコパノリッキー産駒は砂で4戦を消化。2着に好走した前走は馬体重が12キロ減で最低体重だったが、気温上昇とともに走れる体に絞れてきたのは大きい。
その前走は勝ち馬から1秒差も離されたが、3着以下にも3馬身半差をつけている。ちなみに勝ち馬はドウデュースの半弟エンダードラゴンなら悲観する結果ではない。
激走馬にピックアップされた要因は「能力指数が上位」と「末脚性能が上位」。特に後者は前走の末脚で証明した。さらに鞍上がバイタルジョッキーの高杉吏麒騎手である点も見逃せない。
★小倉5R・3歳未勝利の馬トク激走馬=サッカレッロ
函館の初陣から2戦続けて掲示板を確保したルーラーシップ産駒。すぐに勝ち上がれそうなレベルにいたものの、休みを挟みながら5戦未勝利のままでいる。
それでも3か月ぶりだった前走は見どころ十分の末脚を発揮。発馬で大きく寄れてしまったものの、前残り展開にもかかわらず、かなり厳しい位置取りから上がり最速タイの末脚で0秒6差の8着まで詰めてきた。
激走馬の要因として「末脚性能が上位」と「このレースに向く体形」が挙がっている。叩き2走目で変わり身は十分。差しが決まり始めた馬場ならひと押しが利くこと間違いなしだ。
★中山12R・4歳上2勝クラスの馬トク激走馬=ケンキョ
昨年5月に1勝クラスを突破してから現級では5戦未勝利のまま。4走前も前走もスローの前残りで掲示板まで届いているように威力十分の末脚を備えている。
特に前走は2番枠から外に出すロスが響いただけに、「末脚性能が上位」と「前走より枠順が好転」が激走馬の要因として挙がっているのもうなづける。
鞍上は短期免許ラストウィークになるレイチェル・キング騎手。今年最初の京都金杯を勝ったかと思えば、フェブラリーSでJRA史上初の女性騎手制覇など大活躍の2か月だった。今回のラスト騎乗も目が離せない。