◆第62回報知杯弥生賞ディープインパクト記念・G2(3月9日、中山・芝2000メートル=3着馬までに皐月賞の優先出走権)
クラウディアイ(牡3歳、栗東・橋口慎介厩舎、父サートゥルナーリア)が絶好の動きで好仕上がりをアピールした。実質、ショーモン(5歳3勝クラス)との2頭併せになった2月26日の1週前追い切りでは、栗東・CWコースで6ハロン79秒7―11秒4。攻め駆けする年長馬を相手に、活気あふれる動きで追走併入に持ち込んだ。
「動きはすごく良かったです。どんどん良くなっていますし、2歳の時と比べると明らかに大きくなりましたね」と橋口調教師。416キロでデビューし、前走時は432キロだった馬体も、1週前時点では440キロ台に。馬体のボリュームアップとともに走りの力強さ、推進力が増した印象だ。
「(皐月賞の)権利を取りたい」とトレーナーも力を込める一戦。京都2歳S3着、ホープフルS5着と好メンバーを相手に上位争いに食い込んできたが、ひと冬を越して心身ともに成長した今、どのような走りを見せるか期待が膨らむ。