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◆第59回報知杯フィリーズレビュー・G2(3月8日、阪神・芝1400メートル=3着馬までに桜花賞の優先出走権)
ダンツエラン(牝3歳、栗東・本田優厩舎、父ロードカナロア)が1ハロンの距離短縮で巻き返しを図る。前走の阪神JFでは、スタート直後に他馬と接触し、道中でも進路が狭くなりポジションを下げる不完全燃焼の競馬。17着大敗も度外視できる一戦だ。
1週前の26日は坂路単走。シャープな脚さばきで53秒6―12秒1。時計以上にスピード感十分だった。「しまいも速かったし、いい感じ。改めて走ると思った」と本田調教師。「もまれる競馬は良くないけど、前走でもまれたぶん、対応できると思う」と前走を糧にしての成長にも期待した。
開幕2週目の内回りコースは持ち前の先行力、速力の生かせる舞台設定。ファンタジーSを制した1400メートル戦も絶好だ。