定年引退の宗像調教師が中山5R終了後に花束贈呈 まな弟子の丸田恭介騎手は感謝で号泣

管理馬が出走した最後のレースを終え、丸田騎手(左)と握手する宗像義忠調教師(カメラ・荒牧 徹)
管理馬が出走した最後のレースを終え、丸田騎手(左)と握手する宗像義忠調教師(カメラ・荒牧 徹)

 今週末で定年引退となる宗像義忠調教師(70)=美浦=が3月2日、この日に中山で出走の管理馬3頭が走り終えた5レース終了後、関係者や家族から花束を贈呈されて晴れやかな笑顔を見せた。まな弟子の丸田恭介騎手とのコンビで挑んだ中山5R・3歳未勝利戦(芝2200メートル=18頭立て)に出走したユーウェイン(牡、父マインドユアビスケッツ)は12着に終わったが、「それぞれの馬たちが頑張ってくれて、無事に終わったのが一番です。(調教師生活は)あっという間に過ぎました」と、ホッとした表情で振り返った。

 花束贈呈で丸田騎手は目を真っ赤にして、師匠への感謝を抑えきれなかった。「先生も長い間頑張ってこられて、そのなかで一緒にいさせてもらえて幸せでした。感謝しかないですね」と、声を震わせて号泣した。

 多くの馬と人に愛された宗像師は「来週に(厩舎を)引き継いで、馬がいなくなって空になった厩舎で独りで泣くかもしれないですね(笑)。(今後については)特に今のところないですけど、来週あたりから考えていきます。皆さん(報道陣)の予想で(馬券を)買おうかどうか、考えているところです」と最後は冗談を交えながら頭を下げた。

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