【報知杯弥生賞】血統的に素質が高そうなアロヒアリイ 田中博調教師「やれる可能性はある」

アロヒアリイ
アロヒアリイ

◆第62回報知杯弥生賞ディープインパクト記念・G2(3月9日、中山競馬場・芝2000メートル=1~3着馬に皐月賞への優先出走権)

 昨年11月の東京で新馬勝ちして、今回と同じ舞台だった前走の1勝クラスで2着に好走したアロヒアリイ(牡3歳、美浦・田中博康厩舎、父ドゥラメンテ)は、秘める素質は高そうだ。田中博調教師は「メンバーが強いなかでも、やれる可能性はあると思っている。力試しの一戦であることは変わりないですが、ある程度前向きな挑戦です」と期待を持って臨む。

 伯父には17年の日本ダービー3着の馬アドミラブルがおり、一族には皐月賞馬のヴィクトリーや重賞3勝馬のリンカーンなど活躍馬が多い血統は魅力だ。前走は勝ったゴーソーファーに最後は切れ負けした形となったが、しっかりと脚を使えて舞台適性も見せた。

 指揮官は「前走は全体を通してリズムが雑になっていて、1、2コーナーも逆手前で走っていましたが、エンジンがかかってからはしっかりとした脚を使ってくれた。しぶとい子なので展開的には向かなかったです」と手応えはつかんでおり、軽視は禁物だ。

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