【報知杯弥生賞展望】無傷2連勝でまだ底を見せていない大物候補ヴィンセンシオが中心

報知杯弥生賞ディープインパクト記念の登録馬。※騎手は想定
報知杯弥生賞ディープインパクト記念の登録馬。※騎手は想定

 3歳馬による皐月賞トライアル、第62回報知杯弥生賞ディープインパクト記念・G2(1~3着馬に皐月賞への優先出走権)は3月9日、中山競馬場の芝2000メートルで行われる。クラシック路線への登竜門に向けて、素質馬が顔をそろえた。

 デビュー2連勝で葉牡丹賞を制して、まだ底を見せていないヴィンセンシオ(牡3歳、美浦・森一誠厩舎、父リアルスティール)が中心。前走の葉牡丹賞を2歳コースレコード(1分58秒8)で勝利した鋭い瞬発力は大きな武器で、今回と同じ舞台を経験しているのも強みとなる。

 前走の朝日杯FS・G1で2着に好走したミュージアムマイル(牡3歳、栗東・高柳瑞樹厩舎、父リオンディーズ)が相手筆頭。前走も3着馬には2馬身半差をつけるなど負けて強しの内容で、能力は高い。2走前に芝2000メートルの黄菊賞を制しており、距離に不安はなく逆転も十分だ。

 出世レースと言われる若駒Sを勝ったジュタ(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ドゥラメンテ)は、スケールの大きさが魅力だ。立ち回りのセンスが良く、素質は上位。母シャンパンエニワンは米重賞勝ち馬で、一族には活躍馬も多く、22年のセレクトセール当歳部門で3億2000万円の超高額で落札された血統も光る。

 無傷の2連勝でエリカ賞を制したナグルファル(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア)は、前走で堂々の4馬身差V。豊かなスピードが魅力で、これからの伸びしろは十分だ。

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