【中山金杯】斎藤騎手、カレンルシェルブルで連覇へ「一発目の重賞を勝って勢いを」

中山金杯の連覇がかかる斎藤
中山金杯の連覇がかかる斎藤

◆第72回中山金杯・G3(1月5日、中山・芝2000メートル)

 2023年中央競馬の幕開けとなる5日の東西金杯で、19年デビューの若武者が腕をぶしている。中山金杯・G3(中山・芝2000メートル)は昨年レッドガランで制した斎藤新騎手(21)=栗東・安田隆厩舎=がカレンルシェルブルで連覇を狙う。

 中山金杯にカレンルシェルブルと挑む斎藤は「金杯だからというより、一発目の重賞を勝って勢いをつけて、今年はもっともっといい成績を出したいです」と力強く語った。

 昨年はレッドガランで中山金杯、ドゥーラで札幌2歳Sを勝ち、重賞通算3勝中2勝を挙げた。「中山金杯を勝ち、初めて滞在した夏の札幌でたくさんの経験ができて、いい一年でした。ただ、もっと勝てたなというレースもありました」。年間35勝と20代の先輩ジョッキー4人のG1初勝利に、華々しさでは及ばないが、冷静に飛躍の時につなげるつもりだ。

 2日は栗東・CWコースでカレンルシェルブルの追い切りに騎乗。オメガリッチマン(3歳1勝クラス)を4馬身追走し、6ハロン84秒0―11秒9で馬なりのまま併入した。「先生(安田翔調教師)の指示通り、負荷をかけ過ぎないでいい調教ができました。馬体の張りも良くて、見た目通りいい状態です」。初コンビの前走で勝利に導いた同馬と金杯連覇を果たし、「新」たなる時代を先頭で走っていく。(山下 優)

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