

◆第61回金鯱賞・G2(3月16日、中京競馬場・芝2000メートル=1着馬に大阪杯の優先出走権、重)
国内外のG1につながる中距離重賞は4歳以上の10頭によって争われ、川田将雅騎手が騎乗した4番人気のクイーンズウォーク(牝4歳、栗東・中内田充正厩舎、父キズナ)がゴール前で差し切りV。昨年のクイーンC、ローズSに続く重賞3勝目を挙げた。牝馬のVは1995年のサマニベッピン以来、30年ぶり8頭目。川田騎手はプログノーシスで制した2023、2024年に続く3連覇。2014年にラストインパクト、2019年にダノンプレミアムでも勝利しており、佐藤哲三元騎手に並ぶ歴代最多タイ、現役単独トップの5勝目となった。中内田調教師も3連覇で佐々木晶三調教師=栗東=に並ぶ歴代最多タイとなる4勝目。
勝ちタイムは2分1秒3。2着は1番人気のホウオウビスケッツ(岩田康誠騎手)、3着は6番人気のキングズパレス(池添謙一騎手)だった。
川田将雅騎手(クイーズウォーク=1着)「しっかり動いてくれてありがたく思います。この馬にとってはいい馬場ではないな、と思いました。(デシエルトの大逃げで)ああなる展開でしたし、この馬が自分で進むことを選択したので、この馬場を考慮して、気持ちを尊重しました。自分のリズムで走りながら、最後まで走り切ってくれた時に、一番前に出てくれればと思って乗っていました。とてもいい雰囲気で走ってくれました。(ゴールでは)『出たな』と(感触が)ありました。もともとポテンシャルのある馬ですし、素晴らしい馬体、背中をしています。それに見合う結果をと思いながら、G1ではなかなか結果は出ていませんが、またこうしてタイトルが取れて、男馬相手にもしっかりやれた。これから先も楽しみです」