
◆第39回ファルコンS・G3(3月22日、中京・芝1400メートル)
クロッカスSで待望の初勝利を挙げたクラスペディア(牡3歳、栗東・河嶋宏樹厩舎、父ミスターメロディ)が、連勝での重賞Vを目指す。
昨年8月のデビュー戦で2着となった後、次戦の小倉2歳S・G3でも2着と好走。その後は朝日杯FSに向い、史上初の未勝利馬のG1出走となった(6着)。前走は初速の違いでハナを奪うと、そのまま粘って逃げ切り。河嶋調教師は「よく頑張って、いい競馬でした。やっと勝てましたね」とほほ笑む。
1週前追い切りは栗東・CWコースで6ハロン82秒9―11秒0と上々の加速ぶり。指揮官は「予定通り、しまい3ハロンを伸ばした。いい意味で変わりない」と手応えを示す。「相手は強くなるけど、自分なりの競馬をして」と、人馬ともに初タイトルがかかる一戦への意気込みは十分だ。