
3月6日に引退を発表した内田利雄騎手=浦和・藤原智行厩舎=の引退記者会見が3月17日、浦和競馬場で行われた。
ピンクの勝負服姿で会見に臨んだ同騎手は、引退を決意した理由を「徐々に乗り鞍、勝ち鞍が少なくなり、ジョッキーとしてのひらめきも少なくなってきた」。続けて「肺を怪我して息苦しさもあり、そろそろ潮時なのかなと思った時に、教官としてのオファーをいただいた」と経緯を語った。
17日の浦和競馬では5Rを5番人気のモーニングタンポポ、メインの11Rでは6番人気のミラクルランバックを勝利に導き、詰めかけたファンを魅了。「やめるのをやめようかな」と笑顔がはじけた。
今後は栃木県那須塩原市の地方競馬教養センターで、騎手候補生の育成指導にあたる予定で「第二、第三のミスターピンクを育てていきたい」と意欲を示す。
今開催の浦和競馬最終日(21日)が最後の騎乗となり、12R終了後には、ウイナーズサークルで引退セレモニーが行われる予定。