
今年から施行条件が変わった第62回愛知杯・G3は3月23日、中京競馬場の芝1400メートルで行われる。
混戦模様だが、カピリナ(牝4歳、美浦・田島俊明厩舎、父ダンカーク)の巻き返しに期待したい。3勝クラスを好時計で完勝し、シルクロードSでは4着。少し1200メートルでは忙しそうだったので、1400メートル起用は楽しみだ。ダートで勝っている距離でもあり、問題なくこなせる。
オードリーバローズ(牝5歳、栗東・清水久詞厩舎、父キタサンブラック)は前走を強い内容で勝ってオープン入り。キャリア10戦とまだ少なく、今が充実期の印象がある。引き続き左回りの1400メートルなら通用する。
グランテスト(牝5歳、栗東・今野貞一厩舎、父ロードカナロア)はシルクロードSで2着。好位からしっかりと伸びてきて、あの走りなら初の1400メートルでも対応できそう。
昨年の桜花賞4着や、チューリップ賞勝ちなど実績上位なのがスウィープフィート(牝4歳、栗東・庄野靖志厩舎、父スワーヴリチャード)だ。昨年のオークス以来で久々がカギになるが、1週前追い切りで好時計。順調に調整が進んでいる。
そのほか、勝ち切れないが常に小差に駆けているイフェイオン(牝4歳、栗東・杉山佳明厩舎、父エピファネイア)や、シングザットソング(牝5歳、栗東・高野友和厩舎、父ドゥラメンテ)にも注意が必要だ。