
◆第73回阪神大賞典・G2(3月23日、阪神・芝3000メートル=1着馬に天皇賞・春の優先出走権)
ブローザホーン(牡6歳、栗東・吉岡辰弥厩舎、父エピファネイア)が本来の輝きを取り戻す。昨年の阪神大賞典3着、天皇賞・春2着のスタミナ自慢。3000メートル超では大崩れがない。「(重馬場だった)宝塚記念も馬場が悪くてスタミナ勝負でしたし、そういう形が一番合っている。天皇賞・春も他が止まるなか伸びてきていましたから」と吉岡調教師。G1ウィナーの復活に期待した。
昨秋3戦はすべて2ケタ着順。思うように状態が上がらなかったことに加え高速馬場など、かみ合わない部分もあった。リフレッシュ放牧を挟み「体も膨らんで、昨年の春の感じかそれ以上で来られている。改めての気持ち」とトレーナー。今年初戦を好発進を決め、天皇賞・春でのG1・2勝目への足がかりにする。(戸田 和彦)