◆第41回ジャパンC(11月28日、東京競馬場・芝2400メートル)
世界を股にかけて活躍馬を送り出すアイルランドのエイダン・オブライエン厩舎の2頭は11月26日、東京競馬場のダートコースで調教を行った。
ブルーム(牡5歳、父オーストラリア、アラン・クロウ厩務員騎乗)が前を行き、1馬身後方からジャパン(牡5歳、父ガリレオ、ロジャー・クインラン厩務員騎乗)が追走。1周目を馬なりで周回すると、インターバルを挟んでの2周目は隊列はそのままに強めのキャンターで追われ、ブルームがジャパンに半馬身先着した。
パトリック・キーティング調教助手は「ブルームが前を行くのは、母国で行う調教と同じ。ジャパンは位置取りは選ばないし、スピードがあるので日本の時計の速い馬場に合っていると思う。ジャパンがジャパンCを勝ってくれれば理想的ですね」とニッコリ。
また、ブルームに関しては「騎乗した厩務員は動きに満足していた。落ち着いていて、我慢の利くステイヤー」と距離適性の高さを強調した。
フランスから参戦するグランドグローリー(牝5歳、Gビエトリーニ厩舎、父オリンピックグローリー)も、ダートコースで調教を行い、半周ほど左回りでダクを踏んだ後、右回りで約1周半を軽めのキャンターで回った。
手綱を執ったアナイス・デュモン調教助手は「白井(競馬学校)より広いコースにストレスを感じていたようだが、調教が終わるころには落ち着いていた」とし、目標を聞かれると「引退レースでいい競馬をしたい」と、入着以上を目指すとした。