永島まなみ騎手=栗東・高橋康之厩舎=は今週、小倉で11鞍に騎乗する。正月4日間競馬は未勝利に終わったが、8日は減量のきかない特別戦で、15番人気のスナークレジストを僅差の3着に導いた。12日佐賀5RのJRA交流・ノカイドウ特別(3歳、九州産限定・ダート1400メートル)では、2番人気で単勝3・4倍のセロンテソーロで今年初勝利。週末の小倉ではJRAでの今年初Vを目指す。
新馬のカワカミエレガンスは「ずっと追い切りに乗せていただいていて、追い切るごとに少しずつ動けるようになってくれています。小柄な牝馬ですが、前向きさもある頑張り屋な子なので頑張りたいです」と思い入れは十分。母は、06年のオークスと秋華賞を勝ったカワカミプリンセスという良血だ。
継続騎乗のケサランパサランは「少しテンションが上がりやすくチャカチャカする馬なんですけど、前走よりももう少し前めで4キロ減を生かす競馬ができれば」と前進を見込む。
タムロキュラムンは「雨が降った馬場がどうかですが、ゲートが決まればいい結果を出している馬なので、ゲートをうまく決めてレースしたいです」とポイントを挙げた。
テン乗りのミッキーマカロンは2週続けて追い切りに騎乗。「1週前追い切りの動きはすごく良かったです。初ダートではありますが、4キロ減を生かして、上手く立ち回りたいと思います」とイメージはいい。半兄ラーゴムはダートでも結果を出しており、妹も続きたい。
マサハヤヴァンスは12日の追い切りで感触を確かめた。「前に馬がいると集中して走ってくれましたが、最後抜け出すとフワッとする部分があったので、その部分を頭に入れてレースに挑めればと思います」と癖をつかみ、めどを立てたい。
【土曜小倉】
1R・ドーバーファルコン(牡3歳、栗東・牧田和弥厩舎、父ダイワメジャー)
2R・ケサランパサラン(牝3歳、栗東・中村直也厩舎、父ロードカナロア)
3R・ミヤジトレヴ(牝3歳、栗東・川村禎彦厩舎、父キタサンブラック)
6R・ショウナンハルカゼ(牝3歳、栗東・清水久詞厩舎、父メイショウサムソン)
12R・タムロキュラムン(牝4歳、栗東・西園正都厩舎、父サトノアラジン)
【日曜小倉】
1R・ミッキーマカロン(牝3歳、栗東・大久保龍志厩舎、父キタサンブラック)
2R・ラピッドクイーン(牝3歳、栗東・高橋義忠厩舎、父インヴィンシブルスピリット)
3R・エヴァジョーネ(牝6歳、美浦・堀内岳志厩舎、父ロードカナロア)
5R・カワカミエレガンス(牝3歳、栗東・本田優厩舎、父デクラレーションオブウォー)
6R・マサハヤヴァンス(牝3歳、栗東・中尾秀正厩舎、父サトノクラウン)
12R・タガノスペルノヴァ(牡5歳、栗東・川村禎彦厩舎、父モーリス)