アイルランドG3のスタネーラS(レパーズタウン競馬場、芝2800メートル、6頭立て)が現地時間の7月8日に行われ、ノースヒルズの前田幸治オーナーが所有するビリーブインラヴ(牝4歳、イギリス、ロジャー・ヴェリアン厩舎、父メイクビリーヴ)が、重賞2勝目を飾った。勝ち時計は3分3秒52(良)
同馬は今回、ローナン・ウィーラン騎手と初コンビ。63・5キロを背負いながらも、直線で外からねじ伏せるように伸び、2着のフェデレカソフィアに1馬身半差をつける完勝だった。昨年10月のベルドゥニュイ賞・G3(仏サンクルー競馬場)に続く重賞勝利となった。
前田幸治オーナーは「本当にいい競馬でした。凱旋門賞(10月3日、仏パリロンシャン競馬場)を視野に入れており、ディープボンド(牡4歳、栗東・大久保龍志厩舎、父キズナ、オーナーは弟の前田晋二氏)と2頭で出したいです」と先を見据えた。
なお、今年の天皇賞・春で2着のディープボンドは前哨戦のフォワ賞・G2(9月12日・仏パリロンシャン競馬場、芝2400メートル)をステップに本番に挑むプランとなっている。日本の競馬をリードしてきたノースヒルズの精鋭2頭が最高峰の舞台を目指す。