JRA競馬学校騎手課程41期生の7人とプロ野球・日本ハムの高卒新人4選手との交流会が1月23日、千葉県鎌ヶ谷市のファイターズ鎌ケ谷スタジアムで行われた。
同年代のトップアスリートを目指す若者の交流を図る目的で13回目の開催。過去には大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース)や中田翔選手(中日ドラゴンズ)、清宮幸太郎選手(日本ハムファイターズ)が参加したが、コロナ禍の影響で2019年以来の再開となった。
2月にJRA競馬学校を卒業予定で和田竜二騎手=栗東・フリー=の長男・和田陽希(はるき)君(17)=栗東・杉山晴紀厩舎所属予定=や、現役7人目の女性騎手を目指す谷原柚希(ゆずき)さん(17)=美浦・伊藤圭三厩舎所属予定=らの41期生は、日本ハムの24年のドラフト1位、柴田獅子(れお)投手らと交流した。
始めに行われた訓練用木馬の騎乗体験では、41期生がフォームやムチの持ち方などを日本ハムの選手にレクチャー。実際に上里直汰(なおた)君(17)=美浦・加藤士津八厩舎所属予定=らが、騎乗して実際にムチを打つと日本ハムの4選手からは「おーっ」という声がわき上がった。その後は立場を入れ替えて、7人が5球ほどのトスバッティングを行ない、親睦を深めた。和田君は「同じくらいの年代なのに体がしっかりしていて驚いた。僕たちは体重制限があるけど、努力が一目で分かった。負けていられないという気持ちになったし、より一層、頑張ろうと思った」と話せば、谷原さんも「職種が違うところで頑張っている同年代の方と交流できて刺激になりました。体の太さが全然違うので、ビックリしました」と目を丸くして驚いた様子を見せた。
他の5人も体格の違いやバットを軽々と振るパワー、意見交換などを通して大きな刺激を受けたとコメント。41期生は早ければ3月にデビューする予定となっている。