【小倉牝馬S】昨年デビューの柴田裕一郎騎手が同期一番乗りの重賞V目指す「アリスヴェリテと笑いたいです」

アリスヴェリテで重賞初制覇に挑む柴田裕一郎騎手(カメラ・高橋 由二)
アリスヴェリテで重賞初制覇に挑む柴田裕一郎騎手(カメラ・高橋 由二)

 今年の小倉競馬の開幕を告げる、第1回小倉牝馬S(1月25日、小倉)で、昨年デビューの柴田裕一郎騎手(19)=栗東・中竹厩舎=が自厩舎のアリスヴェリテと自身初の重賞Vに挑む。

 信頼する相棒とともに大一番へ向かう。柴田裕にとって、2024年の小倉で初勝利を挙げた時のパートナー。特別な存在だ。「思い入れは本当に強くて。いつもアリスに助けられている。あとは信じて乗るだけです」と言葉に力を込める。

 同期には昨年48勝を挙げ最多新人騎手に輝いた高杉、朝日杯FSでG1初騎乗を果たした吉村などがいる。「このままでは置いていかれる一方という気持ち。ここは勝ちたい」と、重賞一番星へ意気込む。

 あの日の無力感を胸に刻み続けてきた。調教中の負傷で、昨年6月のマーメイドSは永島に乗り替わり。彼女とのコンビでアリスヴェリテは人馬ともに初タイトルを獲得した。「アリスヴェリテと会うたびに、あのレースを思い出します。でもこれもアリスが教えてくれたことなので」。重賞初制覇の背中にいられなかった悔しさを糧に、あの日からムチを振るってきた。

 手綱が戻った新潟記念は結果的に太め残りで、馬場も合わず10着に終わった。それだけに、今回にかける気持ちは強い。「この馬と大きいところを取りたい。アリスと笑いたいです」。今度こそ、笑顔でゴール板を駆け抜ける。

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