【日本ダービー】皐月賞2着馬に不安なし 加藤士調教師も納得の動き「体形が変わってきてシャープになった」

皐月賞から成長しているコスモキュランダ(奥)
皐月賞から成長しているコスモキュランダ(奥)

◆日本ダービー追い切り(22日・美浦トレセン)

 ハッと息をのんだ。「これまではボテッとした馬体で緩さがあったけど、体形が変わってきてシャープになった」。追い切り後にコスモキュランダの加藤士調教師が語った言葉だ。

 実は各馬の立ち写真をチェックした時、真っ先に目に留まったのが同馬の体形だった。皐月賞よりも胴や四肢が伸びたように映り、長距離仕様に洗練されてきた印象を受けていた。まさに我が意を得たり、ストンと落ちた。加藤士師は皐月賞前から「距離が延びれば延びるほどいい」とジャッジしており、大一番を前に想定通りの成長曲線を描いていると確信した。

 22日の最終追い切りは美浦・Wコースで5ハロン69秒1。全体時計は平凡だったが、1週前にはゴールまでびっしり追われて5ハロン65秒3―11秒4と強い負荷をかけられた。「先週、強い調教をしたので、今週はダメージを残さず競馬に向かえるようにした。(小林)勝太が指示通り乗ってくれた」と納得の表情を見せる加藤士調教師。意図的に抑えられた最終追い切り。皐月賞2着馬の状態に不安はない。(浅子 祐貴)

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