
★東京1R・3歳未勝利の馬トク激走馬=サブアトミック
デビューから4戦目の前走は中山の1200メートル戦で5着を確保。逃げ馬が押し切ったように前が止まらない流れだったが、後方から上がり最速タイの末脚で3着争いまで詰めてきた。
これまでは勝ち馬から1秒以上も離されていたが、前走に限っては大外を回りながら0秒2差に迫る際どい内容。距離延長ならひと押しが利きそうな脚色を見せていた。
激走馬のポイントは「 上位騎手騎乗」と「能力指数が上位」で、仕上指数も1位。鞍上の長浜鴻緒騎手は土曜の東京12Rで13番人気馬を2着に導くなど、好調を持続する2年目の若手だ。
★小倉5R・3歳未勝利の馬トク激走馬=サミダレナイツ
初戦から2戦続けて6着に敗れているトーホウジャッカル産駒。初戦は勝ち馬から1秒2差だったが、2戦目は0秒6差と内容が明らかに良化しているのがうかがえる。
その2戦目は伸びあがるようなスタートから最後方に置かれる誤算があってのもの。前残り展開でも1頭だけ大外を回って猛烈に差を詰めてきた末脚は際立っていた。
仕上指数はライバルを大きく引き離す首位。今回は「斤量補正で浮上」と「末脚性能が上位」が激走要因で、特に後者の末脚は、前走でしっかり証明されている。
★京都10R・北山ステークスの馬トク激走馬=パシアンジャン
2歳秋のデビューにもかかわらずキャリアは6戦。休養を挟みながらじっくり使ってきたシニスターミニスター産駒で、直近の2連勝からも、ようやく軌道に乗ってきた印象がある。
同馬の持ち味はしぶとい先行力。ハナにこだわるタイプでもなく、臨機応変に構えられる強みもある。さらに前走の2着馬は翌走で勝利。ハイレベルの相手に勝ち抜いてきたことがわかる。
今回は「配当妙味ある厩舎所属」と「期待値高い偶数馬番」の2点が激走ポイントになっているが、コース相性も見逃せない。4戦3勝、2着1回と連対パーフェクトを誇る淀なら安心か。