【フェブラリーS】森泰斗騎手、本命はレモンポップ「頭ひとつ抜けた存在。競馬が上手ですし、G1制覇に一番近い」

森泰斗騎手が頭ひとつ抜けた存在とみるレモンポップ
森泰斗騎手が頭ひとつ抜けた存在とみるレモンポップ

◆第40回フェブラリーS・G1(2月19日、東京競馬場・ダート1600メートル)

 ダートが舞台のフェブラリーSは、南関東が主戦場の僕にとって注目の一戦です。今年はカフェファラオやジュンライトボルトなどがサウジCを目指すこととなり、力差のはっきりしたメンバーとなったように感じます。

 そのなかで、頭ひとつ抜けた存在なのはレモンポップでしょう。前走の根岸Sは、いつもより一列後ろからでしたが、そこから直線で脚を伸ばす優等生な走りで制しました。競馬が上手ですし、G1制覇に一番近い存在だと思います。

 距離短縮が課題となるメイショウハリオですが、3歳時に1400メートル、4歳時に1600メートルを勝っています。また、昨年の帝王賞を制覇しており、距離の足りない面は能力の高さで克服できるはずです。

 逆にレッドルゼルは距離延長がどう出るか。でも、前走のJBCスプリントはスタートで置かれても、上がり最速で4着にきた力があります。鞍上はずっとコンビを組んでいる川田騎手ですし、外枠もうまく誘導してくれるでしょう。

 そうそう、南関東からはスピーディキックが参戦します。南関最強の牝馬ですが、初めての東京競馬場で戸惑うかも。それに、JRA馬が相手と楽ではありません。ですが、JRAの軽い馬場は、スピードのあるこの馬にとってプラスに働くと思います。頑張ってほしいですね。

 来週の南関東は大井で2つの重賞が開催され、23日の雲取賞はヒーローコールに騎乗します。昨年の鎌倉記念を制し、全日本2歳優駿では地方馬最先着。今年、飛躍が期待される素質馬です。今年初戦で、どんな競馬をしてくれるか楽しみです。(船橋競馬所属騎手)

【森泰斗の印】

◎(7)レモンポップ

○(6)メイショウハリオ

▲(15)レッドルゼル

★(4)ドライスタウト

△(10)テイエムサウスダン

△(9)ショウナンナデシコ

△(11)ソリストサンダー

△(2)シャールズスパイト

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